練り製品の栄養価は、魚の良質なたんぱく質を含むため、100点満点とも言われるほどで、同じ量のたんぱく質を摂るにしても、肉に比べて 脂質が低く抑えられるので健康的です。
また、つみれやさつま揚げには、カルシウムが豊富に含まれており、 練り製品はまさにヘルシーフード。実は、あの弾力を出すのに大事な役割を果たすのが、塩です。練り物の塩分量は高い印象がありますが、 実はそうでもなく、むしろ塩分が少なく安心な食品といわれているのです。
魚肉で作る、かまぼこ・さつま揚げ・はんぺん・ちくわの1食あたりの 平均塩分量は約 0.6g。他の加工食品(冷凍餃子・レトルトカレーなど) の1食平均塩分量は約 1.3g といいます。
練り製品には、主に、「焼き」「蒸し」「茹で」「揚げ」の加熱方法によって種別されますが、代表的な製品には、このようなものがあります。
・焼き:ちくわ、笹かまぼこ、伊達巻
・蒸し:かまぼこ(カニカマ、すじかまぼこ、簀巻き)、魚肉ソーセージ
・茹で:はんぺん、つみれ、なると
・揚げ:揚げかまぼこ(さつま揚げ、天ぷら、つけあげ、えび天、じゃこ天、 がんす
練り製品の塩分測定や、塩の染み込み具合、ロットごとの塩分比較な どには、挿して測定できるPAL-SALT PROBEがお勧めです。純粋な食塩水のみの測定をされる場合には、PAL-03S、PEN-SWがお勧めです。