甘さと苦みのバランスが絶妙なチョコレート。チョコレートの主原料はカカオ豆です。カカオ豆を細かくすりつぶした「カカオマス」に、カカオ豆の油脂「カカオバター」、糖質、ミルク、香料などを混ぜてつくられます。
カカオバターに含まれる油脂は、他の天然油脂には見られない組成をしており、室温以下では固体で、噛むとパリッと割れ、体温より低い30~35℃で溶け出す性質があります。そのため口に入れると自然に溶けます。
日本では、カカオバターの代わりに、特徴がよく似た植物油脂を5~10%程度加えたチョコレートも多く販売されています。対して、海外では植物油脂の含有量に制限があり5%より多いとチョコレートとは呼びません。配合量や成分の違いは、粘度、光沢、固さ、香りなどに影響を与え、その結果、味や口溶けにも違いが出ます。
チョコレートの粘度
VISCO™ 測定事例
スピンドル : A3L
サンプル温度 : 40℃
Customer comments
チョコレートやゼリー、シロップなどを製造されているあるお客様では、研究所にて、開発や新製品の試作の際の物性確認として粘度を測定されています。試作現場などにも自由に持ち運びができる点でVISCO™を選定いただきました。