老舗の「液体の濃度」を測る 株式会社アタゴ

プロセス屈折計

PRM シリーズ

さらに高精度。安全の先取り。

インライン計で
工程ごとに不適合をブロック

混合比率のフィードバック

リアルタイムで混合比率が検出でき、規格外品がでないようにフィードバックができます。

充填前最終チェック

充填前の製品が規格内に入っているか、最終チェックします。また、洗浄時の水との切り替えを管理することで液ロスの削減にも活用できます。

抽出液の濃度確認

抽出した液のBrixを知ることで、抽出率を管理しています。抽出率によっては、再抽出等を実施したりします。

調合前の濃度確認

規格内の濃度であることを連続で確認します。インライン測定は全量検査です。

濃度管理で不適合になる原因
インライン計導入のメリット

洗浄液(水)の混入 / 設備の誤動作・操作ミス

濃度変化をリアルタイムで検出し不適合がわかる

バッチ測定の人的ミス

全量自動測定による人的ミスはありえない

原料・前工程の不良

工程ごとの設備導入で不適合を各工程内でブロック

原因がわからない不適合

データ保存で原因究明に

検出部と演算表示部

配管に組み込む、またはタンクに直付けする「検出部」と、制御ボックスなどに取り付ける「演算表示部」の2つのパーツに分かれています。検出部と演算表示部は一本のケーブルで接続し、標準15mのケーブルが付属します(最長200mまで延長可能)。
検出部からは屈折率と温度のデータがRS-485のデジタル信号で演算表示部へ出力されます。また、演算表示部から検出部に電源が供給されます。

検出部

演算表示部

RS-485
(屈折率・温度)

DC12V供給

標準15m
(200mまで延長可能)

レコーダー出力
(DC4-20mA)

コンピュータ用出力
(RS-232C)

上下限リミッター出力
(オープンコレクター)

アラーム機能でいち早く異常を検知

あらかじめ設定した管理幅を越えた測定値を検出した際に、アラーム用信号を出力する機能です。
工場の製造ラインの、試料液の不適合をいち早く発見するための機能となっています。インライン屈折計を組み込んだ工程での適合品の管理幅の上限値と下限値、または、何秒間不適合な測定値が継続的に計測されたらアラーム出力するかを設定できます。
リレー駆動を使い、アラームランプの点灯シーケンサーへの入力などで異常値の発生を検知・制御することが可能です。

ユーザースケール登録で簡単濃度管理

Brixや屈折率以外に、試料液の専用濃度を直表示するユーザースケールへのカスタマイズが可能です。
液体試料の「屈折率対濃度(温度毎)」のデータを用意し、RS-232Cを通してテキストファイルを送信することで、ユーザースケール登録ができます。

SDGsから生まれた PRM-100α DX

切削量40%減を達成しました

SDGsの一貫で、製品を小さくするプロジェクトが発足しました。
そこで生まれた製品がPRM-100α DX。
製品を小型化することで、金属部品の切削量を減らしサステナブルな製品となりました。

DX ( Deluxe ) な製品が、
DX ( Digital Transformation ) を促進します。

多彩な機能と特徴

広範囲の測定と十分な精度

測定範囲Brix0.00~80.0%の広範囲を測定精度±0.1%の高精度で測定できます。豊富な専用目盛りや、本質安全防爆対応モデルなど様々なニーズに対応しています。

2つのデータ出力でシームレスに

レコーダー用出力として、DC4mA~20mAの電流出力機能を搭載。パソコン用としてRS-232Cによるデータ出力機能を搭載しています。

低温から高温まで対応

自動温度補正機能を搭載しており、5℃から100℃までの広範囲な温度に対応します。接液面は、160℃まで対応可能のため、CIP洗浄やSIP洗浄も安心して行えます。

強酸強アルカリにも対応

ケミカル系試料を測定したい場合に、接液部のカスタマイズを承っております。標準のステンレス仕様を、ハステロイやチタン仕様にすることが可能です。社内ですべての金属を削り、磨いているからこそ、素材の変更にも柔軟に対応いたします。

安心して導入いただけます

30年の信頼
165ヶ国での実績

国内製造だから長く使える

長くお使いいただきたい想いが耐久性の高さと故障率の低さに繋がっています。万一の修理必要時にも迅速、丁寧に対応いたします。

設置費用はかかりません

お客様ご自身で配線や電源の確保が可能であれば別途の設置工事費用はかかりません。ご心配でしたら一度状況をお伺いさせていただきます。

食品でのご使用も安心

安全衛生規格EHEDGや3-A Sanitary Standardsの要求する接液部に関する表面仕上げレベル Ra 0.8以下をクリアし、EC No 1935/2004 または、FDA (21 CFR)-GRAS(Generally Recognized as Safe)で規定されているステンレスに関する成分要件をもクリアした仕様となっています。

万が一の時でも十分なサポート

万が一の不具合の場合は、代替機のお貸出しもしており、万全のサポート体制を提供いたします。
さらに安心してお使いただくためにサステナブルプランのご用意もございます

豊富なアプリケーション

“付着防止” の概念の提供

フルフラットな接液面

接液部は完全フルフラット。
フルフラットにすることで、試料液のプリズム面への付着を最小限に抑え衛生的です。プリズム面とプリズムステージとの間に生じるほんのわずかな段差をなくすため、製造時にプリズムステージを1/100mm単位で再研磨しています。

改善された試料導入部

旧π型配管を廃止し、さらに原稿のストレート型およびL型の試料導入部の形状を改良しました。液溜まりができず、置換性能があがったことによって温度の検知力も向上しました。

もっと安心であるために
— オプション品のご提案

試料液の性質上、どうしても長時間の測定によるプリズム面への付着を避けられない場合のために、付着防止用超音波装置 US-α/プリズムワイパーをご用意しております。
プリズム面の清掃のために毎回ラインをストップさせたり、インライン屈折計を何度も取り外す手間は一切不要です。

ラインナップ

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あなたのための特別なカスタマイズ

もしもの時でも安心

5年間保守契約サステナブルプラン

サステナブルで高品質の生産を支えるライン上の機器を常にベストな状態でご利用いただくためのお得なサービスです。

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インライン接液部の材質を特注で承ります

ケミカル系試料を測定したい場合に、接液部のカスタマイズを承っております。標準のステンレス仕様を、ハステロイやチタン仕様にすることが可能です。社内ですべての金属を削り、磨いているからこそ、素材の変更にも柔軟に対応いたします。

SUS(標準仕様)

強度が強く、耐食性に優れたステンレス鋼。サニタリー仕様。

チタン

強度が強く、軽量、耐食性、耐熱性を備えた金属。特に塩に対してステンレスよりも高い耐食性がある。

ハステロイ

耐食性、耐熱性が高い合金。特に、塩酸や硫酸に強く、高温化でも耐食性が損なわれにくい。

バリベント規格対応の配管も承ります

詳細はお問合せください。

■ VARIVENT®(バリベント)とは

VARIVENT®(バリベント)は、配管への取りつけ方法の規格です。主にヨーロッパで使われています。配管取り付け部の寸法をバリベント規格に合わせた寸法にすることで対応可能になります。PRM シリーズ・CM シリーズはバリベント規格対応の配管も承ります。 ※ VARIVENT®(バリベント)は、GEA プロセスエンジニアリング株式会社の登録商標です。

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