デジタルB型粘度計
アタゴのVISCO™ Bは、測定までの準備がシンプルで簡単なだけでなく、測定に際しても、ジョグダイアル一つで操作が可能なため、組み立てから誰でも簡単に扱えます。
従来のB型粘度計の多くが採用しているネジ方式は、ネジを何度も回転させて昇降をしないといけず、腱鞘炎になる方もいらっしゃいます。VISCO™ Bは、レバーで簡単に調節ができます。
従来のB型粘度計は、泡タイプのアナログ式のため、目視での平衡確認が必要ですが、VISCO™ Bならデジタル式なのでとっても簡単です。
ビーカーを置く位置はとても大切。VISCO™ Bは、ガイド線が付いているので、測定前のストレスを解消します。
未来的でスタイリッシュなデザインは、測定現場を明るくし、測定に愉しさをもたらします。
粘度計用温度コントローラーは,水の循環が不要・軽量・コンパクトな恒温装置です。
温度調節にはペルチェ素子を用いていますので、水を循環せずに恒温できます。重労働だった水の準備や使用後の水処理が不要で、衛生的です。
重さは温調部と操作部を合わせて約1.6kg、温調部に至ってはわずか240g。手のひらサイズで非常にコンパクト。
操作は2つのボタンのみ。シンプルな操作で温度設定ができます。「計測器や実験用の装置は複雑で難しい」というイメージとは違い、誰でも簡単に扱えます。
シンメトリーな造形はまるで神殿のよう。機能性に加え、ユーザーが測定に楽しさを感じられる製品です。気持ちよく測定ができる環境づくりをお手伝いします。
ペルチェ素子を用いた温度調節は、音や振動によるストレスがなく、フロン等の冷媒を使用しないため環境にも優しい製品です。
校正とは、測定対象の真の値と、計測器から読み取る値の関係を求めることです。測定結果の信頼性を確保するためにも、校正は大切な作業です。測定環境が大きく変化した時や、測定結果に不安を感じた時など、校正の実施をお勧めします。定期的な校正をご検討されている場合、その周期は、測定器を使用されている状況や過去の測定実績などを基に、お決めいただくことを推奨しています。アタゴの粘度計VISCO™には以下の標準液が用意されています。標準液は粘度別にございますので、日頃測定されている粘度に近い標準液での校正をお勧めしています。
部品番号 | 部品名 | 容量 |
---|---|---|
RE-89053 | 粘度計標準液20 | 500mL |
RE-89054 | 粘度計標準液50 | 500mL |
RE-89055 | 粘度計標準液100 | 500mL |
RE-89056 | 粘度計標準液200 | 500mL |
RE-89057 | 粘度計標準液500 | 500mL |
RE-89058 | 粘度計標準液1000 | 500mL |
RE-89059 | 粘度計標準液2000 | 500mL |
JCSS校正付きの標準液をご希望の場合はこちらからお選びください。
部品番号 | 部品名 | 容量 |
---|---|---|
RE-89010 | 粘度計校正用標準液 JS2.5 | 500mL |
RE-89011 | 粘度計校正用標準液 JS5 | 500mL |
RE-89012 | 粘度計校正用標準液 JS10 | 500mL |
RE-89013 | 粘度計校正用標準液 JS20 | 500mL |
RE-89014 | 粘度計校正用標準液 JS50 | 500mL |
RE-89015 | 粘度計校正用標準液 JS100 | 500mL |
RE-89016 | 粘度計校正用標準液 JS200 | 500mL |
RE-89017 | 粘度計校正用標準液 JS500 | 500mL |
RE-89018 | 粘度計校正用標準液 JS1000 | 500mL |
RE-89019 | 粘度計校正用標準液 JS2000 | 500mL |
RE-89020 | 粘度計校正用標準液 JS14000 | 500mL |
RE-89021 | 粘度計校正用標準液 JS52000 | 500mL |
RE-89022 | 粘度計校正用標準液 JS160000 | 500mL |
粘度計といっても様々な測定方法が存在します。
例えば、日本工業規格 JIS Z 8803 では、粘度計は以下に分類されています。
・毛細管粘度計
・落球式粘度計
・回転式粘度計
・振動式粘度計
その他にも粘度カップやLST(ラインスプレッドテスト)と呼ばれる測定方法も存在します。
アタゴの粘度計VISCO™は回転式と呼ばれる原理で測定します。
一般的によく用いられる粘度計です。 構造が簡単で操作性に優れ、測定範囲が広く高精度に測定できます。 試料中に円筒形の回転子を入れ、一定の速度で回転させた時の 円筒面に作用するトルク(ずり応力)を測定することで粘度を求めます。 回転子の種類によって、共軸二重円筒型、単一円筒型、コーンプレート型等があります。 コーンプレート型は、回転数を変えることで、非ニュートン流体の流動特性を求めることができます。