調味料のpH測定は非常に重要で、調味料の品質や働きを確認するのにとても役立つ指標です。
各調味料にはそれぞれ既定のpHがあり、一定の基準を下回ると味や旨味が低下したり、時には食中毒の原因ともなり得ます。
お酢のpHは2後半~3程度と定められています。
お酢は、低いpHを保つことで保存性が高まります。また、人間の食欲や唾液の分泌を促進させたり、食品の甘みや塩気を引き立てる効果もあります。
基準値 | pH 2~3 |
PAL-pH | pH 2.62 |
醤油のpHは5前後とされています。
人間が最もおいしいと感じる食べ物のpHは6前後と言われているため、醤油をアルカリ性の食べ物にかけることでpHが低下し、よりおいしく感じられるようです。
基準値 | pH 5.0 |
PAL-pH | pH 4.51 |
通常ウスターソースのpHは3.8前後です。
醤油以外でもソースによっては高い値が出ることがありますが、基本的に4.4を超えることは避けた方が良いとされています。ソースのpHが4.4を超えると、食中毒の原因となるボツリヌス菌を発生させるリスクが高まります。
基準値 | pH 3.8 |
PAL-pH | pH 3.40 |
スーパーに売られているマヨネーズは通常、殺菌済みで、pHもボトルに入る前に調整されています。殺菌処理やpH管理を怠ると、サルモネラ菌を発生させるリスクが高まるため、ご自宅で手作りマヨネーズを作る際には特に注意が必要です。
基準値 | pH 4.0 |
PAL-pH | pH 3.84 |
世の中には多くのpH計が販売されていますが、どうしてATAGOのPAL-pHが選ばれているのでしょうか?
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