pHは生肉の品質に深い関係があります。適切なpH管理を怠ると、品質が低下する恐れがあります。
pHが5.5~6.0の生肉は色味、味、食感において最も品質が良いとされています。一般的に、筋肉はpHが約7.2前後ですが、死後、グリコーゲンが乳酸に変化することでpHが酸性へ向かいます。適切な状態で保管されていないと、pHはさらに低下し、pH 5.3以下になると色が淡く、やわらかく、水っぽくなります(PSE肉と言われます)。
一方で、pHが下がらず6.0以上のまま放置されると、肉色が濃く、硬く、乾燥してしまいます(DFD肉と言われます)。これには、肉が水分を保持する能力である保水性が関連しています。一般的に色が良く保水性のある生肉は、死後数時間でpHが5.6~5.7程度に下がります。しかし、PSE肉やDFD肉は急激なpHの低下や、または、pHがうまく下がり切らないことが原因となります。どちらのケースにおいても、生肉を良い状態で維持するには、pH管理が非常に重要です。
世の中には多くのpH計が販売されていますが、どうしてATAGOのPAL-pHが選ばれているのでしょうか?
〇 洗いやすいフラットなサンプルステージ
〇 耐久性に優れた電極
〇 少量サンプルで測定可能
〇 内部液の交換が不要
× 掃除が大変
× 壊れやすい
× サンプル量が必要
× 内部液の交換が必須
PAL-pHで、pH測定をもっと素早く簡単に!