東京都世田谷区岡本にあるフレンチレストラン「Bistrot
koshiyama」様。シェフ兼ソムリエの越山様が自ら選び抜いたこだわりのワインと、化学調味料や保存料を使わない手作り料理を楽しむことができます。
越山様は、日本ドイツワイン協会連合会のドイツワインケナー、日本ソムリエ協会のワインエキスパート、ソムリエに認定され、資格試験の講師として活躍中のワインのスペシャリストです。レストランの営業時間外を利用し、定期的に有資格者向けのワインテイスティング講座や、一般向けの教養講座も開催されています。
ワインの味を言葉の表現で伝えるためには、しっかりした裏付けをしたいという想いから、糖度と酸度が測定できるアタゴの糖酸度計PAL-BX|ACID2で仕入れたワインすべてを測定し、数値を記録されています。
例えば「糖度が4%、酸度が0.7%(g/100mL)のワインは酸味をより感じるのでレモンをかけて食べる生牡蠣料理に合う」や「糖度が8%で酸度が0.7%のワインは豊かな甘み。バランスの良いワイン」等、料理との相性や測定値と官能評価の関係をわかりやすく説明してくださいました。
このように測定値を一般の人向けの説明に使用される他、ワイン検定資格者向けのブラッシュアップ講座では実際に器械を用いて実測したり、測定値をまとめた表を使って説明されたりしています。
30代半ば頃ワインの世界の深さに目覚めたという越山様。多くの人にその良さを知ってもらいたいという想いからソムリエになったとお話ししてくださいました。
今、ワインに通じている人の間では漠然的・感覚的に味を表現しており(例えば、「すみれの花のような…」という表現)、わかる人には理解してもらえるが馴染みのない人に伝えるのは難しいとのこと。そこで、誰でもわかる客観的な情報として数値を使うようになったと仰っていました。
また、越山様はメーカーでロボット開発に携わってきたということもあり科学的な思考をお持ちで、自分で分析したいと考えるようになったのだそうです。プロフェッショナルのこだわりを感じますね。
お客様に合わせこだわりをもって選び抜かれたワイン・・・。手作りの料理との相性も抜群でしょう。皆様もぜひ、Bistrot koshiyamaで素晴らしいひとときをお過ごしください。
Bistrot koshiyama様Official HP
http://vinum.velvet.jp/bistrot-koshiyama.html
東天閣様は70年以上の歴史を持つ老舗の中華料理店です。 その本店は、神戸北野の異人館街にあるドイツ人F・ビショップ氏の邸宅として建てられたお屋敷をそのまま使用しており、西洋と東洋が融合した独特の雰囲気の中、優雅な中国王宮料理が楽しめると評判です。 現在は、兵庫県にて、本店のほか、芦屋店、西神店の3店舗を展開されています。
東天閣様では、アタゴのPAL™-出汁をミンチスープの濃度管理にご使用いただいています。ミンチスープとは、様々な料理に使用される『東天閣の味』のベースとなるスープです。そのため、このミンチスープの味が、店舗や作った日によって異なってしまってはいけません。しかし、人の感覚のみに頼ると、その日の体調や、個人差によってバラツキが出てしまいます。
そこで、味に対して客観的な評価ができる、濃度計による運用を思いついたそうです。
覗くタイプの濃度計ではなく、デジタルのPAL™を選んだ理由についてお聞きしました。
「PALはボタンを押せばすぐに測定が出来て、数値をそのまま確認できる点が良いです。流水で丸洗いできるところも、使いやすい点ですね」
伝統の味を守り続け、お客様に愛されている東天閣様のますますのご発展をお祈りいたします。今後ともご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
東天閣 ホームページ
http://totenkaku.com/
株式会社リンガーハット
営業戦略部 川内 辰雄様にお話を伺いました。
リンガーハットでは創業以来、新鮮な食材を使用し、お客様に高品質で美味しく、そして健康的で安心してお食事をしていただくことを常に心がけています。
なかでも、毎日たくさんのお客様に食べられている国産キャベツは、ちゃんぽんに一番合うダイヤの原石を探すべく、日々研究を続けています。
あらゆる品種の糖度をはじめとする成分分析や土壌分析までをも行っています。
品種はもとより、季節、産地、そして収穫から加工するまでの時間などあらゆる要素とそれらの掛け算によって美味しさは変わります。
特にちゃんぽんは、加熱したキャベツを使いますので、加熱したときの栄養価までを考慮に入れ、お客様に届く時点で一番おいしいものを追求しています。
同時に、美味しいちゃんぽん、美味しいキャベツの追求によるリンガーハットの成長が、結果的に近年、後継者不足問題を抱える日本の農家さんを応援することに繋がればとの強い想いもあります。
美味しさの追求と安定供給には、契約農家さんの存在が必要不可欠なのです。
美味しさの追求には、経験は当然のことながら、客観的な数字が必要なことがあります。
たとえば、キャベツの美味しさを決める重要な要素である糖度の測定には、糖度計を。また、スープやたれの開発段階においては、濃度計や塩分計も使っています。美味しさのポイントを数字で見たり、安定的な味を作るために客観的な数字は欠かせません。
リンガーハットは、これからも食の安全、安心、そして美味しさを追求しながら、契約農家さんやお客様のお力添えを頂きながら成長していく所存です。
これからも末長くご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。
コンフィチュール(ジャム)を30年以上作り続けています。
「Mrs.BERRY」ブランドの商品で販売をしながら、NHKカルチャー教室(南青山校・横浜ランドマーク)、三越カルチャーサロンや新宿御苑などでもカルチャーレッスンを開催しております。
旬の果物で、無添加、保存料を使わず1本1本作っています。
加物や保存料を一切使っていないので味を決めるのは素材の味と程よい分量のお砂糖。
誰かのために作るジャムなら、美味しいほうがいいですよね。ちょっと甘すぎちゃったジャムではなくて、いつもの「Mrs.BERRY」の味を食べていただきたい。
ぶれない味を作るプロ仕様の糖度計PAL-Pâtissierは、とても重宝しています。美味しい甘さのレベル糖度50を目指して作っています。
また、カルチャーレッスンで、生徒さんにお砂糖を入れる分量をうまく伝えるためにもPAL-Pâtissierを使わせていただいております。デジタル表示のため、皆さんにも視覚的に見せられ、とても便利です。
赤いルバーブや、プラムリー(青りんご)など日本では珍しい素材をジャムにしたり、敢えて酸味のある梅を使ったジャムなど、飽きることのない、楽しい、美味しいコンフィチュールを作っています。
パンにつけるだけの存在ではなく、お料理と一緒に食す、コンフィチュールを目指してこれからもひとつひとつ大切につくり続けていきたいと思っています。
これからも末長くご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
叙々苑のこだわり。
それは、良質吟味、美味しさが最良のサービスであるということです。
叙々苑フードファクトリーでは、野菜やお肉の加工から、たれの製造などを手がけており、それらは各店舗へと運ばれ、お客様に届きます。
これまで培ったたれつくりの経験から、季節の変化に伴う微妙な変化、温度や時間、煮詰めているときの泡立ち方にまでこだわり、マニュアルでは適わない経験や勘からくるあらゆる要素を盛り込みながら、たれの製造をしています。
数十種類に及ぶたれの味を、微妙に変化させながら、日々おいしさを追求していくなかで、濃度計(PAL-Pâtissier)を使うことがあります。
味を変化させるときに、前のレシピと新しいレシピの変化を相対的に数字で見るためです。
これまで築き上げた経験に大きく頼りつつ、変化店のタイミングにおいて、客観的な数字で確認するのに役立っています。
これからも、日々探求と進化を続け、「食」のJapan Brandとして、お客さまお一人お一人に評価いただける特別なお店でありたいと考えています。
これからも末長くご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
銀座千疋屋は、創業が明治27年という長い歴史を持つ、日本では誰もが知る果物専門店です。銀座千疋屋の店舗には最高品質の旬のフルーツが陳列されています。スイーツの品ぞろえも豊富で丁寧に包装された詰め合わせセットには目を奪われます。
銀座千疋屋は、旬のフルーツが出回る時期のもっと前から動き出します。
フルーツの種類によっては2週間程度で終わるものや、長いものでは2~3ヶ月続くものと様々。
旬のフルーツがスーパーや八百屋に陳列される前に、独自の産地直入ネットワークなどを駆使し、バイヤーが全国を飛び回ります。
バイヤーがフルーツを厳選するとき、見た目、色、形、大きさ、味や香りはもちろん、持った感じからもわかることが多いのだそうです。例えば柑橘類では、比較的しっとり・もっちりとした感触のものは皮が薄くおいしいのだそう。
重厚感、手触り、フィット感でもそのフルーツの良し悪し選別できるのがプロの仕事です。
とはいえ、どんなに感覚を研ぎ澄ましても、やはり食味の個人の好みは完全には取り除けないものです。そこで、測定でき数字で見える糖度は、客観性があることから、フルーツを選ぶ上で一つの大事な指標とされています。
さて、厳選されたフルーツが入荷し、バイヤーから販売部へバトンがわたります。販売部でも新しいフルーツが入荷するたび、PAL-1で糖度を測定し記録しています。また産地が変わったり、時期が変わったものも糖度を測定し糖度の変化を把握するようにしているそうです。
お客様には糖度についてよく聞かれるそうで、事前に糖度を測定しておくことですぐお客様にお応えできるように準備を万全にしています。
今回は銀座千疋屋本店、副店長の沢田様にご協力いただきました。
これからも末長くご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
シンガポールでヌードル店を営んでいらっしゃるチャン様にお話を伺いました。
アタゴ社のポケット塩分計とポケット糖度計を使い始めてから5ヶ月になりますが、性能の良さにとても満足しています。
スープやヌードルソースの味を常に保つために塩分濃度の調整をしたり、新しいメニューを開発する際に使用しています。
私達は、週に200kgのヌードルソースを作っています。その味を一定にするためにはアタゴ社の製品が必要不可欠です。
その上、スープが沸騰した際の濃度を調整するのに大変便利です。
測定値を確認することによって、煮詰めたり、水で薄めたりして濃度を一定に管理しています。
アタゴの製品は、スープやソースの濃度管理をする手段としてレストランのオーナーやソースメーカーにとてもお勧めです。
ル・コルドン・ブルーは、1895年創設のフランスの食の芸術と文化を伝承し続けている料理学校です。
ル・コルドン・ブルーのお菓子学校で、お菓子やフランスパン作りの講義の際に、ポケット糖度計PAL-PâtissierやデジタルpHメーターDPH-2などを使用していただいております。
講師のGarcin様にお話を伺いました。
私にとってアタゴ社のポケット糖度計PAL-Pâtissierは教育の面においては無くてはならない機器です。ブリックス、ボーメ度を数秒で簡単に計測することが可能で、さらに有益な説明を生徒に対して行うことができます。ブリックスのデジタルでの計測は、より正確で、値の読み取りが簡易かつ迅速にでき、ブリックスを0.0~85.0まで測ることも可能です。
この機器は水洗いすることもできますので手入れが簡単で、能率的です。これは私たちのラボには欠かせない機器です。
フランスのパン製造、とりわけルヴァン(発酵種)を使用したものの製造においてはpHの値に関するいくつかの規則が課せられており、それが私がアタゴ社のデジタルpHメーターDPH-2の使用を決めた理由です。
この機器は使用がとても簡単です。測定ボタンを押すだけでpH値を表示します。またデジタル表示は正確かつ迅速です。
形状もかさばるものではないため水洗いした後はポケットに入れることも容易で、どへでも持ち運びができます。
ルヴァンの正確なpH値を計測し、パン製造における規則に適合する製品を作るためにも私はこの製品をお勧めします。
【英語】
https://www.cordonbleu.edu/paris/home/en
【日本語】
https://www.cordonbleu.edu/home/ja
Mr. Bruno LE DERF
MOF ショコラティエ
パティスリー・ショコラティエ
インターナショナル コンサルティング
パティスリー・ショコラティエ、MOFショコラティエ(Meilleur Ouvrier de France/フランス最高職認証)の称号を取得され、フランスなどのチョコレート会社の技術コンサルタントをしていらっしゃいます。
QポケットPâtissier(パティシエ)糖度計PAL-Pâtissierの使い勝手はいかがですか?
APAL-Pâtissierは、私の仕事には欠かせないアイテムです。Brixとボーメが数秒で測定でき、測定後も丸洗いできるなど、とても使いやすいです。以前目視タイプの糖度計を使用していましたが、デジタルタイプは、正確ですし、数値を読む手間が省ける点や、0.0~85.0%の測定範囲を一台の機器で測れる点、Brixとボーメの2つが一台で測定できる点も気に言っています。
色々なシロップのボーメや、キャンディー、アイスクリームなど様々なサンプルを測定するのにとても役に立っています。
これからも末長くご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
神奈川県川崎市高津区にお店を構える洋菓子店「パティスリーパーク」。高津駅から徒歩5分程でお店に到着しました。
こちらのお店のお菓子はどれも人気が高く、ショートケーキやモンブランといった定番ものはもちろん、フランス仕込みのケーキもとても人気です。他にも焼き菓子やアイスクリームなどを取り揃えてあります。
今回、「パティスリーパーク」オーナーシェフの朴哲秀さんにお話を伺いました。
オーナーシェフの朴様は、大和正典氏の下でパティシエの基礎を学び、その後、フランス・ベルギーへ渡り2年間ケーキ作りの修業。帰国後32歳のころに独立されて、高津に「パティスリーパーク」をオープンされました。現在、オーナーシェフです。
Q朴様のこだわりを教えていただけますか?
A食べるときにすっと入る食感にしたいですね。味覚は温度や食感によって感じ方が違います。柔らかすぎると甘く感じてしまうし、甘さを落とすとコクが無くなってしまい、しっかりと味が出なくなってしまいます。それなので、ある程度は甘さが必要になってくるんです。口に入れたときにら感じる甘さと食感のバランスを菓子職人としてこだわって追及していきたいですね。
Qなぜ糖度計を使っているのですか?
A菓子職人として、お客様に同じ味を提供し続けたいからです。従業員の方々と一緒に作っているので、どうしても個人差が出て味にバラつきが出てしまいます。昔はクリームなどを手にとって硬さを見ていたのですが、個人差が出てしまいます。そこで糖度計で基準値を決めて同じ味が出るように測定しています。
また、甘さと食感のバランスを取ることにも使っています。食感を大事にしているので、糖度を水分蒸発量の指標としても見ていて、硬さを見ています。
Q糖度計で食感を見るのですか?
A甘さも重要なんですが、食感によって味の感じ方が違うので、非常に大事なんです。
全く同じ配合や糖度でも柔らかすぎると口の中にすぐに甘さが広がってしまい、甘ったるく感じてしまいます。また、硬すぎると甘さを感じにくくなってしまいます。糖度計で甘さと食感のバランスの良いところの基準値を決めているので、作るときはいつも測定して硬さをチェックしています。
Q測定する際のポイントはなんですか?
A測定手順を統一しています。従業員の方々も糖度計を使うので、測定方法を統一する必要があります。勘で作業すると個人個人で味にバラつきが出てしまうので、同じ味を出すことが難しくなってしまいます。いつも同じ味をお客様に提供することがプロの菓子職人だと思うので、測定手順を統一することにより個人差をなくしています。
Q他にどんな事で糖度計をお使いですか?
A新製品の開発にも糖度計を使っています。ある程度の配合に関しては、経験によるところが多く、まずは試作してみます。材料の配合や糖度計の値を記録しながら試作と試食を何度か繰り返して、レシピの微調整を行ないます。
キッチンに入らせていただきました。実際にチョコレート(グラサージュカカオ)を作る様子を見せていただきました。
ケーキ「ピエモンテ」にも糖度計が使用されており、中のキャラメルショコラを作る際にN3で測定しているそうです。ふわっとした食感を判断するためや、煮詰める際に使用されるそうです。
アイスクリームにも(※)手持屈折計N-1αを使用していただいております。こちらも仕上げの際、食感をチェックするために糖度を見ているとおっしゃっていました。
※手持屈折計N-1αは販売終了となりました。後継はMASTER-53Mとなります。
今回のインタビューで、朴様のプロ意識の高さに触れられて非常に有意義な時間を過ごすことができました。お客様のことを第一に考え、徹底してお客様にいつも同じ味を提供できるよう努力し続ける。プロの職人のこだわりを肌で感じることができました。
糖度計で甘さでなく食感を見極める。食感で味の感じ方が全然変わってしまうのですね。驚きました。糖度計は奥が深く、いろいろな用途があるのですね。
朴様、長い時間、ご親切に対応いただき、本当にどうもありがとうございました。おいしいケーキもごちそうさまでした。これからも末長くご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。