アクアレンタリウム様は業界トップのInstagramフォロワー1.1万人、YouTubeアクアリウム大学でもトップの3.4万人を超えるチャンネル登録者数を誇り、多くのアクアリストから信頼を得ています。
海水魚水槽やサンゴ水槽の比重を計測する上で、プラスチック製の簡易比重計を使用したり、または他社メーカーのデジタル比重計を使用してました。
しかし、簡易比重計については数ヶ月で壊れる、また、他社のデジタル比重計では数回使用したら電源が入らなくなるといったトラブルが生じ耐久性の問題に悩んでいました。
そんななか、アタゴのデジタル塩分計(PAL-海水魚・珊瑚)と出会い、何回使用しても精度が良いこと、持ち運びも簡単で適度な重さに高級感もあり気に入っています。
余談ですが、計測時にブルーにライトアップされるところも気に入っています。
弊社では、年間何万回と比重を計測しますので、今後も重宝し愛用していきます。
この度は、素晴らしい商品の開発・販売をしてくださりありがとうございました。
■アクアレンタリウム様HPはこちらから
サカナヤデザイン様は観賞魚水槽の制作から、水槽内のレイアウトやその後の生体維持を含めた定期メンテナンスを請け負う会社です。
お客様の業種はクリニックや老健施設、ホテルやショールーム、保育園や美容室など多岐に渡るとのことで、それら水槽設置先を回りながら水槽の水換えやコケ掃除、水草の植栽や魚の追加、水質管理や設備点検等を行っていらっしゃいます。
海水魚水槽を健全に維持管理する為には適正な比重を保つことが欠かせず、かつて弊社ではハイドロメーターというアナログ比重計を使用していたのですが、気づかないうちに大きな計測誤差が出ていて、維持管理している何本かの水槽でトラブルが発生しました。そこで急遽、経年劣化がなく正確な計測が出来ると評判の海水比重計PAL-07Sを導入することになりました。
正確な計測を求めて導入したPAL-07Sなのですが、実際に使い始めるとその正確さ以外にも様々な利点がありました。
まず、とにかく計測が簡単で早いことです。ハイドロメーターは海水をすくって中の針が静止するのを待ち、計測が終わったら海水を捨てて水道水で洗って、、、という一連の動作が必要になります。もちろん手も濡れるので洗ってタオルで拭きます。
ですが、PAL-07Sはスポイトで海水を採り、垂らしてボタンを押すだけです。おまけに水温まで表示してくれます。あとは濡れタオルでさっと抜くだけで完了です。
この手軽さが、一日に何件ものお得意先を回り、作業のスピードを求められるこの仕事には欠かせないものになりました。もっと早く導入すればよかった、そう感じています。
これからも作業時の相棒として末長くご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
■サカナヤデザイン様HPはこちらから
千葉県千葉市花見川区にある(株)日販様。土木事業のかたわら養鯉場を経営されており、品評会で優勝するような美しい錦鯉を世に送り出しています。
鯉は淡水魚ですが、実は鯉の体液には少し塩がふくまれているため常に浸透圧を調整して生きています。元気がなくなったときは浸透圧調節に力を使えないため、塩水の中に入れてあげる必要があります。最適の塩分に調節するために、日販様ではアタゴのPAL™-SALTが使われています。
錦鯉の生産をして50年余年の菅原社長にインタビューしました。
普段は真水で飼育し、弱ったときに塩水浴させます。元気のない個体は池の隅でじっとしていたり、口を水面に向けて泳いだりして、長年鯉を見続けた菅原様にはすぐにわかるのだそうです。
1トンほどの水槽に水を張り、塩をいれて0.3~0.5%の塩水をつくります。濃度は魚体や症状によって調整しています。3日~1週間塩水浴させます。
他の塩分計も試してはみたものの、電池消耗が激しかったり、すぐに壊れてしまったりして困っていたところ、新潟県のある業者の方に勧められPAL™-SALTにたどり着いたそうです(新潟県は錦鯉生産が盛んで、菅原様も新潟出身です)。
PAL™-SALTは丈夫で、再現性が高く、測定部を綺麗にしやすいと嬉しいお言葉をいただきました。
県や全国で開催される錦鯉品評会に出場されています。平成30年11月の千葉県大会では、サイズの部門別に出品した18体すべてが優勝したという驚異的な成績を残されました。評判を聞きつけた人たちが、良い錦鯉を求めて訪れるのだそうです。
販売する主流サイズは15cmほどの当歳魚(その年に生まれた魚)で、高いものだと5万円もするのだそうです。これからもっと大きくなる錦鯉が病気になってしまったら大変です。菅原様は魚を譲った方へ塩水浴のアドバイスもされていらっしゃいます。
「好きなんだよね」とお話してくださった菅原様。稚魚が泳ぐ池に粉末状の餌を撒く姿からは、高価な魚だから大切にしているというよりも、本当に鯉が好きだから大事に育てていらっしゃるのだなと感じました。
菅原様、本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
ブルーラボは静岡の伊豆に拠点を置く、天然海水を販売している会社です。飼育する生体や異なる用途に合わせて、種類の違う海水が用意されています。 同じ海でも採取する深さが違うと水の性質も違うんだそうです。
ナジーム10は海の表面に近い海水です。溜め置きしていない生きた海水にこだわられており、魚やイソギンチャク、サンゴに適しています。
ナジーム800は伊豆赤沢の水深800mから汲み上げた海洋深層水。平均4℃という状態が保持され水圧が高いためあらゆるミネラルが溶け込んだ状態の海水というのが特徴です。 ソフトコーラルや海藻を配置した水槽の栄養補給、エビなどの甲殻類、養殖や海産市場など、幅広い業界で使われています。
ナジーム10とナジーム800はpHが8.3程度になるようにバッファ処理されたものと、未処理から選べるようになっています。
ブルーラボの島澤様は、以前から、アタゴの塩分計ES-421を使って海水の管理をされておりましたが、今回は海水濃度を直接表示するPAL™-生簀を使用していただき、嬉しいお声をいただきました。ボタン一つで3秒で測定値が表示されるという取扱いが極めて簡単なところ、またコンパクトさを評価いただきました。
人工海水を作る時や海水の濃度を調整する際に、水温で比重が変わることを皆さまご存知でしょうか。PAL™-生簀は、自動温度補正機能付き。比重計のように水温によって読み取った値を補正する必要がありません。
余談になりますが、実はPAL™-生簀の開発段階で、実際測定をするサンプルを評価する必要があるのですが、なかなかアタゴ本社がある東京では、きれいな海水の採取が難しく、相談させていただいたところ、海水サンプルの提供にも親切にご協力いただいたという経緯があります。
コーラル ラボ様は江東区の猿江恩賜公園前にあるサンゴ専門店です。こちらではオーストラリアやインドネシアなどから輸入したサンゴの小売りとサンゴ用のアクアリウムキットを販売されています。
お店の入り口はぱっと見た感じではサンゴを売っているお店には見えません。店内は青白い照明に照らされた大きな水槽がいくつもある空間で、水族館のような雰囲気です。
店長の大塚様は、スキューバダイビングの趣味を通じて、現地の観賞用サンゴ生産者とつながりができたのがきっかけで、現在ではサンゴの輸入・小売りを行なうようになりました。サンゴは非常に繊細な生き物で、海水魚では許容できる濃度変化でも簡単に死んでしまったり、弱ってしまったりするそうです。
アクアリウムでは市販されている人工海水を使用して海水を作りますが、人工海水の持つポテンシャルを最大限に引き出すためにも濃度の管理は非常に重要だとおっしゃっていました。
コーラル ラボ様では、店内の水槽に供給する海水を作る際に必ず、PAL™-06Sをご使用になっているそうです。新しく海水を作るには、まず水道水から精製した蒸留水に人工海水を一定量溶かします。海水を新しく作るたびに濃度を測っており、毎日10回以上は測定している、とのことでした。
その他、週に1度は全ての水槽の海水濃度を測定し、また、月に1度はMASTER-S/MillαでPAL™-06Sの値が正しいか確認されているそうです。
実際に測定しているところを見せていただきました。
コーラル ラボ様では、新しくアクアリウムを始めるお客様には、必ずPAL™またはMASTERの海水濃度計を購入するよう勧めています。
理由を伺うと、海水濃度がどの機器が一番きちんと測れるのか、様々なメーカーの比重計や中国製の屈折濃度計などを集め、店長の大塚様がご自分で実験されたというのです。
その結果、アタゴ製のものが温度にも左右されず正しい濃度を測定できました。そのことから、長くサンゴを飼っていただくためにもお勧めしている、とのことでした。
正しい海水濃度が必要なのはそれだけではありません。コーラル ラボ様では、月に1回アクアリウム専門の水質検査会社で水槽の海水を検査し、その結果から必要な成分を水槽にたしていくことを提案されています。この検査結果も、正しい海水濃度がなければ何の役にも立ちません。サンゴは繊細な生き物であるからこそ、きめ細かい管理が大切になるのです。
オーバーフロー水槽は2年間水を変えていないそうです!
お客様への海水濃度管理の大切さを訴え続け、だんだん浸透してきていると大塚様はおっしゃいました。日本のアクアリウムの意識向上、サンゴの育成の意識向上がなされることを本当に祈りたいと思います。
これからも末長くご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。